現在、悪戯防止の観点から入れるスペースが限られています。ご来場の際は注意事項に従ってご見学ください。
※豊郷町観光協会の方と取材にこられていた新聞社の方のご好意により一部非公開エリアの写真を撮影させていただくことができました。
この場をお借りして御礼申し上げます。 非公開エリアの見学申し込みは豊郷町観光協会ホームページまでどうぞ!
非公開エリアの説明文の文字色は「紫色」となっております。
校門に立つと正面に見えるのが本館。
校舎として使われていたときは生徒たちの元気な
声が響いていた。
写真には写っていないが、正門の門扉は
現役だったときの引き戸から特注の開き戸を
図面から特注し、再現。
大規模改修の際、現役時代はアスファルト舗装だった部分を撤去し、洗い出し平板舗装で竣工当初を再現。
正門から見て、校舎左側の建物は「酬徳記念館」。
現役時代は「小学校の図書館」として使用されていた。
現在ある植木は竣工当初からの植木。
記念館の入口脇の電灯は専門業者に委託し、洗浄。
また、窓のサッシは腐食が激しかったため、当時の形を特注し再現
現在では「観光案内所」と「うさかめカフェ」になっています。
正門から見て校舎右側の建物は講堂。
現在でも小学校行事(入学式・卒業式)に使われるほか、
豊郷で行われる「軽音楽甲子園」の舞台にも。
講堂へ入るには講堂正面の玄関、または本館1階の南側の
渡り廊下から。
こちらは講堂と本館1階南側をむすぶ渡り廊下。
校舎として現役のときは2段の階段があり、明るいガラス戸ではなく、
木製の引き戸だったそうな。
ここはアニメけいおん!!にて出たシーンの場所。
あのシーンを覚えている方はいるだろうか。
正面玄関の脇には学校建設に尽力を尽くした古川鉄次郎氏の銅像があります。
けいおん!アニメ劇中では麦藁帽子をかぶされたりといろいろ悪戯されていましたが、
現実世界での悪戯は禁止ですよ。
ここもアニメけいおん!に出た場所。
放課後ティータイムの5人がジャンプした瞬間を写真に収めるあのシーン。
角度は違うものの、アニメのほうがそっくりなのがすごい。
↓それでは校舎の中へ入りましょう。↓
入校は正面玄関から。
芳名帳がありますので、記入してみてはいかがだろうか。(記入は自由)
左の写真は校舎1階、廊下の南側から撮影。
床は全フロア木張りで改修工事の際に腐食箇所を他の部分の部材で補修。
歩くと木張り床の独特の軋み音がします。
廊下は端から端まで125mあり、その長さに驚く方が多くいらっしゃいます。
校舎には当時の建築としては最先端のスチーム暖房を使った
「全館一括空調設備」を備えていました。
装置自体は戦時中の金属回収令により回収されてしまいました。
廊下や教室のいたるところに開いたくぼみはその名残です。
校舎1階には2箇所にスチーム暖房の熱を使う「弁当保温所」が
あり、児童たちは冬でもあったかいご飯が食べられました。
こちらは南側・売店前の「弁当保温所」。
校舎1階には2箇所にスチーム暖房の熱を使う「弁当保温所」が
あり、児童たちは冬でもあったかいご飯が食べられました。
こちらは北側の「弁当保温所」。
南側には「売店」スペースがあります。
当時は此処で鉛筆や消しゴム、ノートなどの文房具の販売が行われていたようです。
現在は営業をしていませんが、この売店でお弁当の販売を行っていたこともありました。
この売店の前に「弁当保温所」があります。
1階展示室の中にある「電話室」には当時の面影を感じることができる電話機が設置されており、実際に入ることが可能です。
室内は防音構造になっており、静かに落ち着いて電話連絡が可能。
デルビル磁石式壁掛け電話との情報があります。
左右対称の校舎の1階北側は現在は町立図書館となっていますが、
現役時代は北側の昇降口でした。
校舎と図書館を隔てるガラス戸の手前の扉の部屋は「金工・木工室」。
校舎1階から図書館、酬徳記念館(観光案内所)への通り抜けはできません。
南側昇降口の様子。
現在は2列分の下駄箱と、町内の田を潤していたポンプが展示されています。
灌漑ポンプ。
豊郷町の北部、「四十九院・石畑・八目・八町・雨降野」の集落(豊郷村・豊郷学区)は昔から干ばつに悩まされていたという。1909年の大干ばつを受けて、外国からこのポンプを購入。深い池を2つ堀り、田畑を潤すのに使ったといわれている。
1階南側の昇降口の先には以前は渡り廊下があり、
用務員室と本館を結んでいました。
用務員室跡地は3代目校舎の駐車場として使われています。
↓ それでは、2階へあがりましょう。 ↓
※豊郷町観光協会の方と取材にこられていた新聞社の方のご好意により一部非公開エリアの写真を撮影させていただくことができました。
この場をお借りして御礼申し上げます。 非公開エリアの見学申し込みは豊郷町観光協会ホームページまでどうぞ!
非公開エリアの説明文の文字色は「紫色」となっております。
2階の廊下。
1階より距離は短いものの、100mはあります。
廊下に書かれている黄色い線は「ドアの開閉区域」を示すもの。
子供にも判りやすい配慮。
校舎2階の中央に位置する2つの扉。
この扉は貴賓室の入口で、教育長など来賓者だけが入れる部屋となっています。
取材中、観光案内所の方のご好意により、特別に中へ入らせていただきました。
なお、この貴賓室や施錠されている復元教室等の見学は「特別見学案内ツアー」でのみ
可能となっております。詳しくは「豊郷町観光協会ホームページ」でご確認下さい。
貴賓室の室内。
教室の壁とは違い、室内壁の漆喰には模様がつけられており、
立派なソファがおいてある。
このソファは改修工事後、展示の為に修理されたとのコト。
貴賓室天井のランプ。
ライトが点灯していても床近くでは点いているように感じないのは仕様。
遅くとも19時までには学校には誰もいなくなるので、
それほど明るさを必要としなかった。と言われている。
貴賓室床に鎮座する、スチーム暖房装置(再現版)。
当時の写真や図面を元にガワだけ再現したもの。
大きさが多少違うかもしれないが、雰囲気を感じ取ってもらいたい。
2階の教室の1つは「竣工当初を再現」した教室になっています。
教室の黒板や奥の掃除用具入れは小学校使用時のままですが、
天井から吊り下げられている灯火類や机は再現した物。
教室には入ることはできませんが、昔懐かしい雰囲気に浸れます。
なお、取材中に観光案内所の方のご好意により、特別に中へ入らせていただきました。
なお、通常施錠されている復元教室等の見学は「特別見学案内ツアー」でのみ可能と
なっております。詳しくは「豊郷町観光協会ホームページ」でご確認下さい。
観光案内所の方のご好意により特別に入らせてもらった、復元教室の後ろから。
授業参観に来ている保護者のような感覚。
机の天板は開閉可能で、机の中に教科書や文房具を収納できる。
机の天板の丸い穴は用途不明・・・
復元教室にはスチーム暖房の装置(の復元)もあります。
こうしてみると、本当に立派な学校である。
再現教室と同じ2階の別の部屋は
「映画撮影で使用して寄付を受けた小道具や大道具」を展示する
スペースになっています。
こちらも立ち入ることはできません。
ビニールのかけられた黒板は「だいじょうぶ3組」の出演者が
書いた寄せ書きを保護するもの。
本棚は「君の膵臓をたべたい」の図書館の本。
ただし、背景として溶け込むように作られたダミー。
玉座らしきものと奥のVRゴーグルのようなものは
「僕は友達が少ない」の小物。
こちらは基本非公開の理科室。
旧校舎はここの「理科室」、隣の「理科準備室」、現在はコンピュータ室の表記がある部屋が「科学室」と3つの理科教室を備えていました。
旧校舎が現役のときは此処が理科室として使われていた。
理科室の見学は「特別見学案内ツアー」でのみ可能となっております。
詳しくは「豊郷町観光協会ホームページ」でご確認下さい。
こちらは理科室の発電機・交直流電流を流せる装置。
いつ頃まで現役かどうか定かではなかった。
階段の手すりにはイソップ物語の「うさぎとかめ」をイメージした銅像が並んでおり、階段を上る毎に物語が進んで行きます。
1枚目:ウサギが亀に競争を申し込む
2枚目:えっちらおっちら坂を登る亀
3枚目:途中で眠りこけているウサギ
4枚目:登りきってウサギを見下ろす亀
戦時中はうさぎとかめの銅像は金属供出で持って行かれたそうですが、戦後、現場監督を務めた神谷氏がお金を出し銅像を元通りに。
旧校舎のシンボル的存在のこの銅像は旧校舎の使用停止の日まで児童たちに愛され続けました。
一部金色に光っているのは児童から愛された証。
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